コミュ障がコミュ障たる理由
世の中にはコミュニケーションに関する書籍が山ほどある。
つまり、コミュニケーションに悩む人、いわゆる自称コミュ障がそれだけ多いわけであって、自分もご多分に漏れずその一人である。
そうした書籍を何冊も読んでみたが、概ね同じアドバイスが書かれている。
「話すより聞く」「共感を示す」「そうですね、で会話を終わらせない」「相手の話を要約して繰り返す」「オウム返しをする」「天気の話などで、まずは相手にYesと言わせてラポールを形成する」「なぜですか、はNG」「と言いますと?で話を広げる」「会話に困ったら、たちつてとなかにはいれ」「相手の目を見る」「相手が話したがっているのは最近の話」「相手に興味関心を持つ」「時計や服を褒める」「相手の名前を呼ぶ」「政治、宗教の話はNG」「日経新聞は話題の宝庫」「流行りのテレビ、本などはチェックしておく」「相槌のさしすせそ」「共通点を早く見つける」「面白い話=実益のある話」「質問攻めにならないように気を付ける」「相手の話を横取りしない」……
なるほど。ためになるなあ。
そして今、喫茶店で隣に座るカップルの会話を聞いていて重大なことに気付いた。
彼らはそんなこと1ミリも意識せずに会話している!!
そして誰より楽しそうに会話している!!!!
WHY!? JAPANESE PEOPLE!!!!!!
コミュニケーションの書籍なんてクソの役にも立たないじゃないか!!
彼氏も彼女も大して相手の話を聞かずに自分の言いたいことを言って、それでも楽しい会話が成立している。
なぜか?
一つは、既に彼らはカップルであるため、細かなコミュニケーション上の気遣いを不要としているためだろう。
しかし、それ以上に重大なのは、
彼らは自分に自信を持っている!
彼らは「自分の発言で場が白けたらどうしよう」とか「相手に不快な思いをさせたらどうしよう」とか、おそらく一切考えずにテンポ良く会話を続けている。
たしかに、ぽっちゃり系女子に「ダイエットしたら?」なんて言ったり、複雑な家庭環境の人に家族の話を掘り下げたりするのは論外である。
しかし、一定のラインさえ越えなければ、臆することなく言いたい話をして、聞きたいことを聞くのが一番ではないか。
言いたい事も言えないこんな世の中じゃPOISONなのだ。
反町隆史は正しい。
ブログの内容とは全く関係ない反町夫妻の話を、したい時にする。
きっと、それでいいのだ。