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想像が恐怖を生む

「想像が恐怖を生む」

村上龍の小説にしばしば出てくるフレーズである。

村上龍といえばテレ東のカンブリア宮殿小池栄子の隣に座り、経営者相手に鋭い質問をするあのオッサンだ。
そんなインテリな村上龍と言えども隣に小池栄子の巨乳があれば、収録中にチラ見してしまいそうなものであるが、しっかり経営者の目を見て話をしていると信じたい。

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村上龍のもう一つの顔は小説家だ。
限りなく透明に近いブルー」「半島を出よ」「コインロッカー・ベイビーズ」など、有名な作品も多い。
村上龍の小説を一言で言うと、マジで超絶スーパークレイジーである。
そんなクレイジーの中に、ふと核心を突くような表現が出てくるのが村上龍の小説の魅力だと勝手に思っている。

その一つが冒頭の「想像が恐怖を生む」というフレーズだ。
どういう話の流れでこのフレーズが出てきたのかは忘れたが、ごもっともな表現だと思った。

私は高所恐怖症なので、屋上などから地上を見下ろすと恐怖を感じる、というか金玉のあたりがヒュンとなる。
しかし、この恐怖は実のところ想像から生まれている。私はあくまで「もし落ちて死んだらどうしよう」という想像に対して恐怖を感じているにすぎないのだ。
もしも想像力が欠如していて、「高所から落ちたら死ぬ」ということを想像できなければ、高所に立っても恐怖を感じないのではないか。



なので、これからは恐怖を感じた時に「恐怖の対象はあくまで自分の想像にすぎない」と自覚することによって恐怖を和らげようと思う。

遊ぶ約束をしていた女の子から風邪引いたから無理、と断られた時に感じる恐怖を突き詰めれば、「風邪は嘘で、本当は自分と会うのが嫌だと思われていたらどうしよう」「風邪は嘘で、本当は彼氏がいたらどうしよう」「もしこのまま連絡が来なくなったらどうしよう」「もしこのまま30歳までに結婚できなかったらどうしよう」……






全部想像にすぎない!よかった!安心だね!やったね!…………………現実は厳しい。